フォートナイトで課金を巡る和解金の支払い命令!フォートナイトはいまだ子供に害悪なのか?

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筆者

こんにちは、ねおゆっちゃんです
小学生の息子と日々フォートナイトをやっています

2020年9月、コロナ禍より小学生の息子(当時小学3年生)とフォートナイトをやりはじめました。2021年からは父親も加わり、親子でフォートナイトをプレイしています。そんなフォトナ母・ねおゆっちゃんが、フォートナイトについて書いています♪

フォートナイトに高額支払い命令?やっぱり問題ゲームだった??

保護者A

「フォートナイトに高額の支払いが発生した」ってニュースを見たけど、なにか訴訟が起きていたの?

やっぱり…フォートナイトは問題ゲーム??

米国連邦取引委員会(FTC)はフォートナイトの管理元であるEpic Games(エピックゲームズ)に対して、意図せずに有料アイテムなどを購入したユーザーへ

2億4500万ドル(約327億円)の和解金を支払うべきだ!

と申し立てたました。

今回は、フォートナイトメーカーのEpicGamesに対して米国政府の公式ウェブサイトで発表された内容について取り上げ、『いまだ問題のゲームなのか?』について考察します。

この記事はこんな人におすすめです
  • フォートナイトの高額支払いについて知りたい人
  • フォートナイトが子供に悪影響を与えるゲームなのかを知りたい人
  • フォートナイトをやらせてもいいか判断に迷っている人

フォートナイトの課金問題に米国連邦取引委員会がメス

EpicGamesの発表

今回和解金の金額がリリースされましたが、これらは2022年12月19日に米連邦取引委員会(FTC)より申し立てられた内容に対してEpicGamesが発表したものになります。

2022/12/19プレスリリース(FTC)

息子くん

米国連邦取引委員会ってなに?

筆者

アメリカの公正取引委員会だよ。企業が消費者に対して不正な取引を強いていないかを監督する権限があるんだね。

ざっくり解説…

米連邦取引委員会(FTC)がフォートナイトゲームについて保護者から苦情が殺到していたため調査。

結果、『プライバシー保護法』と『違法な課金制』について認められたため、販売元であるEpicGamesに申し立てを行い、それを受けたEpicGamesより和解金としてを5億2千万ドル(約710億円)を支払うと発表された…という内容

5億2千万ドル(約710億円)の制裁金内訳

EpicGamesがフォートナイト行われた申し立てに対して支払うことを発表した制裁金5億2千万ドルの内訳は以下です。

支払い命令詳細
  • 課金方法に違法性があったとして2 億 4,500 万ドルの払い戻し
  • 児童のプライバシー保護違反として2 億 7,500 万ドルの罰金支払い

フォートナイトにおける課金方法の違法性とは

今回(2023年3月14日)発表されたのは、この課金方法の違法性により被害を受けたユーザーへの返金に関するニュースリリースです。

2018年までの間にプレイしたユーザー(未成年者)が対象

これは、フォートナイトゲームがリリースされてから2018年までの間にプレイしたユーザー(未成年者)が対象となっており、保護者の同意を得ずにクレジットカードが使用出来る状態になっていたため、高額の課金が発生したことによる制裁金となっています。

この頃のフォートナイトは今よりもずっと購入が簡単に出来たそうです。親の気づかない内に数百ドルの料金が発生するなどし、未成年者が同意を得ずに購入した金額は総額で数百万ドルにのぼったといわれています。

フォートナイトは2017年にリリースされました。およそ1年の間にアプリ購入などで数百万ドル(億単位)の課金がされたことになります。

それに対しEpicGamesは、キャンセル申請をわかりにくくしたり、保護者からの異議申し立てを一方的に却下(アカウントロック)するなどの暴挙を働いており、およそ100万件の苦情が殺到しました。

この結果、米国連邦取引委員会からのメスが入り、多額の制裁金を支払うよう申し立てられのです。

息子くん

ひどい会社だね…

筆者

たしかに!
でも、エピックはその違法性を認めたんだね。
米国連邦取引委員会からの申し立てを受け入れて返金をすると発表したんだよ。

2018年以降にプレイしているユーザーは対象ではないということになります

ゲーム上で課金問題は解決されているのか?

いまだくすぶるフォートナイトの課金問題

現在、システム上の未成年課金問題は改善

現在、システムにおいて未成年者の課金問題は解消されています。

2018年以降、EpicGamesは支払いにおいて二段階認証を設けるなど、課金までの道のりを少しだけややこしくする工夫を行いました。これにより制裁金の対象期間からは逃れたと考えられます。

さらに2022年12月以降、EpicGamesはフォートナイトの全ユーザーに対して(既存、新規どちらも)年齢設定することを設け、13歳未満の子供についてはアカウントに機能制限がなされるようシステムに変更を加えました。

機能制限アカウントにより制限されるものは?
  • ボイスチャットを含む他のプレイヤーとのコミュニケーション
  • 金銭を用いたアイテムの購入
  • ゲームのダウンロード
  • SNSなどのアカウントリンク
  • カスタムディスプレイネーム
  • SMSを使用した2段階認証

EPIC GAMES機能限定アカウント抜粋

この結果、年齢が13歳に満たない子供は勝手に現金(クレジットカードやプリペイドカード)による課金が出来ないようになりました。

保護者B

良かった!
じゃあ課金については心配しなくていいのね!

子供たちがひそかに実施する抜け道

アカウント制限が実装されたことで、ボイスチャットや課金を自由に行うことが出来なくなりました。

これらの機能はフォートナイトを楽しむ上での醍醐味ともいえます。

ただし、親が様々な機能の範囲を設定することが出来るので、13歳未満の子供がフォートナイトをプレイ出来ない、これまでの機能は一切使えないというものではありません

しかし親が設定をしなければならないため、親自身が

仕事で忙しい

面倒なゲームの設定はしたくない

と考える場合、子供はどうすることも出来ません。

子供たちの抜け道

そこで流通している手法が「年齢をサバ読みする」です。

年齢のサバ読みが横行する事態に

年齢を問う画面で【13歳以上になるように登録】するだけで、面倒な手続きはいらず、これまで通り遊ぶことが出来るのです。

こういった方法はインターネットで情報を得たり、既にそうしてプレイしている友達から教わったりして広がっているようです。

息子くん

年齢をごまかしてやってる友達もいるよ

当然、EpicGamesは機能を実装するにあたり、「不正確な情報(年齢)登録を行い、不正な取引が確認された場合はアカウントを凍結、一生涯アカウントの作成は不可とする」旨を通告しています。

ですが、子供たちの間では「どうせバレない」と軽んじられているようです。

結局フォートナイトはいまだ問題のゲームなのか?

フォートナイトがいまだ問題のゲームかどうかは、親がどれほど関与するかによって変わってきます。

EpicGamesを含む各種プラットフォーム(任天堂、ソニー、マイクロソフトなど)の企業は、あらゆる手を講じて子供たちを守る機能をつけています。
ペアレンタルコントロールやみまもり機能など

機能をうまく使えば、『時間』や『課金』を管理し、他者との繋がりを制限することも出来るのです。

「子供がなにをしているか」「なにをしたがっているか」を、知ろうとする努力が出来ればフォートナイトの問題点に対処することが出来ます。

しかし、知ろうとする努力が出来なければ、問題点は放置されることになります。
「なにかが変だ」と思ったときには手遅れの状態になっている可能性もあるのです。

終わりに

フォートナイトの問題点は、保護者が関与せずあまりに子供任せにし過ぎている点が大きいと思います。

しかしそれは、従来子供たちに与えてきたゲームがこのような問題を持っていなかったせいかもしれません。

ただ、世の中が確実に変化していくように、子供たちに与えるゲームもその性質を変えていきます。ここまで問題が大きくなるのはプレイ人口が多いからであり、人口が多いのはそこに魅力があるからでしょう。

『やりたがっているからやらせる』と放置したり、『危ないゲーム』と決めつけてただ取り上げてしまうのではなく、どうしたら安全に遊ばせることが出来るかと上手に見守っていけるといいですね。

まとめ

今回の記事に対するまとめは、以下の通りです。

・ニュースリリースは2018年までに課金したユーザーに対する支払いについて
・現在のフォートナイトでは、システム上の課金問題は解決している
・だが実際は、不正なアカウント登録などで課金問題は継続中
・フォートナイトが問題のゲームになるかどうかは親の管理次第

■関連サイト
ニュースリリース(FTC)

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