こんにちは、ねおゆっちゃんです。
今回、『翻訳スタッフ』の募集があり数名の方と面接をしました。その時に気になる発言があったのでピックアップします。
種別:翻訳業
2024年の翻訳業界
海外への進出が増えて仕事はコンスタントにある状態
近年は、中小企業も業務を国内だけでなく海外にシェアを広げる傾向が見られ、『通訳』や『翻訳』といった仕事はコンスタントに入ってきます。
今回は「メールの文章を作成、および翻訳する」という業務内容だったのですが、発生ベースのため稼働時間が不確定でした。
おそらく10~15時間程度になる見込み
…と言っていましたが、「場合によっては5時間を下回るかもしれない」とも。
こんな条件で人が集まるかな…
と少し不安でしたが、蓋を開けてみると応募は殺到。
この条件でこれだけ集まるのも珍しいとは思いましたが、面接をしてみてその理由が透けて見えたのです。
翻訳の仕事が減っていて争奪戦なんです!
…争奪戦!?
AIの活躍により仕事が無い!
どうやらAIがどんどん精度をあげていることで翻訳の仕事がAIに取られてしまっているのだとか。
昨今話題のChatGPTは学習能力が非常に高く、会話するように業務指示を出すことが出来るツールです。そんなChatGPTを用いて様々なツールが作られ、中には聞き(読み)取ったら『瞬時に翻訳(通訳)してくれる』ものも。
このような環境下では翻訳(とくに英語)の仕事を人に頼むと経費がかかるので、『理解出来ればいい』レベルであれば「AIでいいか!」となっているようなのです。
英語以外の言語翻訳はまた状況が違うかもしれませんが、他言語の翻訳は仕事そのものが非常に少ないんですよね。
翻訳の仕事はなくなるのか?
このままでいくと翻訳の仕事はなくなるのか…というと、正直わかりません。
AIの精度は高まっているとはいえまだまだ不自然さは残ります。
長文になればなるほど、
- たくみに言葉を連ねているけど何を伝えたいかわからない
- 浅い文面を長々と綴っているだけで響いてこない
という状態にあるからです。
とはいえAIの学習レベルを高めるべく研究は進められています。もしかしたら多少不自然でも、我々人間が「不自然な文章に慣れてしまう」ということも有り得るかもしれません…
翻訳チェッカーが活躍中
と、未来がないようなことを言いましたが、それでも今現在だって仕事は入ってきています。
やや先細りはしているかもしれませんが、翻訳チェッカーのお仕事もAIが翻訳した文章を自然な文面に修正するという内容で増えているようですし、「副業やお小遣い程度でいい」と考えるのであればまだまだ仕事を得ることは出来るのではないでしょうか?